はじめまして。インターオフィス デザインサービスのコラムをご覧いただき、ありがとうございます。
私たちは、オフィスを中心とした空間の設計デザイン・内装工事・家具の調達まで総合的に手がける、株式会社インターオフィスという会社です。私たちはこれら事業をオフィスづくりのための一貫したサービスとして「インターオフィス デザインサービス」(IDS)と名付け、当サイトでご案内をしています。
働き方の多様化が進む現代において、オフィス空間は「ただ仕事をする場所」ではなくなりました。企業文化や価値観を体現し、社員の創造性を引き出し、コミュニケーションを育む場であり、また企業の顔として来客を迎える大切な空間でもあります。私たちは、そんなオフィスづくりにおいて、「単に社員が働く場」という枠を超えたオフィスの価値を提供したいと考えています。
インターオフィスは、1983年にスイスのオフィス家具メーカー USM社のハラー・システムの輸入・販売を始めました。創業当時まだ劣悪だった日本のオフィス環境を向上させたいという想いがあり、以来約40年に渡りオフィスデザインのパイオニアとして、海外デザイン家具の販売や空間の設計・施工を通じて、その時代に求められている優れたオフィス環境を提供し続けています。
オフィス設計をする中で、私たちが大切にしてきた事は、単に「おしゃれ」や「美しい」だけではない「空間としての本質的な価値」を見極め「最適解」を導き出すことです。
・「そのオフィスを使う人にとって、何が本当に必要か」
・「その空間はどんな企業文化を育みたいのか」
・「その場所を訪れた人に、どんな印象を残したいのか」
こうした問いを常に自分たちに投げかけながら、一つひとつのプロジェクトに向き合ってきました。
私たちが考えるデザインとは単なる「装飾」や「見た目の美しさ」ではありません。課題を発見し解決するための手段であり、空間に新しい価値を生み出す力だと思っています。
例えば、企業のリブランディングに伴いオフィスを一新したいというケース。ただ内装を変えるだけではなく、その企業のアイデンティティをどのように空間に反映させるか、より創造的で生産性の高い働き方を後押しするにはどんなレイアウトやオフィス機能が適しているか、オフィス移転やリニューアルに伴う従業員の心理的不安をどう和らげるか――。そうした多角的な課題に向き合い、デザインの力で解決策を提案することが、私たちの役割だと考えています。
また、働き方改革やコロナ禍のリモートワーク普及で、オフィスの役割そのものが大きく変化しました。今や「オフィスは必要か否か」という議論すらありますが、私たちはむしろオフィスの必要性・可能性はさらに広がると考えています。
オフィスは偶発的なコミュニケーションとなる人や情報の出会いとなる場所であり、企業の文化を発信するショーケースでもあります。良い空間がもたらす心地良さや、対面だからこそ生まれる話の広がりや信頼感は、決してオンラインでは代替できない部分です。だからこそ、私たちはこれからのオフィスに求められる新しい役割を、空間デザインという形で提案していきたいと考えています。
インターオフィスには、様々な専門性を持つ人材が集まっています。インテリアデザイナー・一級建築士・プロジェクトマネージャー・家具製作のプロフェッショナル・サブスクリプション専門の担当者…。こうした専門性を持つメンバーたちがデザインサービスのためにチームを組み、クライアントの課題に対して多角的なアプローチを行っています。
当サイトにも掲載している通り、私たちは以下のサービスをワンストップでご提供しています。
・ヒアリング・コンサルティング
お客様の想いや働き方を丁寧に伺い、理想のオフィス像を共に描きます。
・プロジェクトマネジメント
計画から完成まで一貫して管理し、工期・予算・品質を最適にコントロールします。
・デザイン・設計
働き方に即した機能的かつ美しいオフィスデザインを提案します。
・内装工事
設計に基づき、品質とコストを両立した確かな施工を行います。
・家具調達・製作
既製品から特注まで最適な家具を選定・提供し、空間の質を高めます。
・アフターメンテナンス
引渡し後も継続的なサポートとメンテナンスで、快適なオフィス環境を維持します。
これらのプロセスを一貫して手がけることで、単なる設計図やCGパースを描くだけで終わらず、オフィス空間という現実のものとして完成させ運用するところまで責任を持つ。それが、私たちの強みであり誇りです。
私たちは、空間づくりを「クライアントと一緒に行うプロジェクト」だと考えています。こちらが一方的にデザインを押し付けるのではなく、クライアントの課題や想いを丁寧にヒアリングし、それを形にしていくプロセスこそが重要です。
時には、クライアントの中でも意見が割れることがあります。たとえば「開放感のあるオフィスにしたい」という声と、「タスクに集中できるスペースを作りたい」という相反する要望が同時に出てくることも珍しくありません。そんな時、私たちはどちらかを一方的に切り捨てるのではなく、双方の要望を満たすための第三の解決策を探ります。そこにこそデザインによる課題解決能力があると感じています。
このコラムでは、私たちが日々の業務の中で感じる・考えている事や、これからオフィスを作りたい人にとってお役に立てる情報をお伝えしていきたいと思っています。
具体的には:
・最新のオフィスデザイントレンドや事例
・空間づくりのヒントやノウハウ
・プロジェクトの裏側エピソード
・海外家具ブランドの魅力
・デザイナーやスタッフの声
など、オフィスづくりを検討されている方はもちろん、インテリアやデザインに興味がある方にも楽しんでいただける内容をお届けしていく予定です。
私たちが目指すのは、単なる「情報発信」ではなく、読んでくださる方のオフィスづくりのヒントやインスピレーションにつながるようなコラムです。そして、私たち自身の考えや価値観を知っていただき、「こんなことを相談してみたい」と思っていただけるきっかけになれば、とても嬉しく思います。
デザインの良いオフィス空間には、人の心を動かす力があります。
使いやすい動線や美しいデザインはもちろん大切ですが、それ以上に「その空間にいると、なんだか気持ちがいい」「また来たくなる」と思ってもらえるオフィス空間をクライアント様と共に創りたい。私たちインターオフィス デザインサービスは、そんな想いを持ちながらこれからもオフィスづくりを追求していきます。