全国に展開する各店舗を「基地(BASE)」、本社を「基地局(KEY STATION)」と捉え、本社オフィス全体を“編集局”と位置づけた今回のプロジェクト。あらゆる場所で情報の編集・創作・発信が自然と行われるように、空間全体がクリエイティブな活動の舞台となる設計が施されています。
オフィス中央に編集局を設け、その周囲に幅4mの広い通路を配置。通路沿いには「STUDIO」と呼ばれる個室を並べ、それぞれの部屋に異なる壁・天井の素材や構成を施すことで、多様な表現や用途に対応できる空間を創出しました。個の創造性を引き出す“場”としてのSTUDIOは、企業の持つ多様性を象徴する空間です。
空間全体の素材構成は、「DIGITAL」と「NATURE」という相反する要素を意識的に対比させたもの。人工的なマテリアルと自然素材を大胆に組み合わせることで、空間に印象的なコントラストを生み出し、視覚的な刺激と居心地のよさを両立。オフィス全体に独自の個性と緊張感をもたらしています。
プロジェクトメンバー
パートナー