東京に点在していた4つのオフィスを1つの拠点へと集約。社員が自ら足を運びたくなるオフィスを目指し、「日常のちょっと先へ」というコンセプトのもとにプロジェクトがスタートしました。インターオフィスはブルックとともに、エントランスからカフェテリアまで、特徴的な5つのフロアの設計を担当しました。
ライオンの世界観を社外へ伝えるこのフロアでは、自然との繋がりや木質素材の温もりを大切にしました。大きな窓から光が差し込む、開かれた空気感のエントランスが来訪者をやさしく迎えます。街の延長のように、誰でも気兼ねなく入れるような空間づくりを意識しました。
1Fから続く木質素材と左官の質感が心を落ち着かせる会議フロア。木々に囲まれたエントランスラウンジや、光を感じる空間が社外との関係性をより良く育みます。動線が交差する箇所には緩やかな曲線の壁を配置し、自然と奥へと導かれるような構成としました。
1・2Fの自然で柔らかな印象から一転、4Fはグレイッシュで無機質なトーンを基調とし、非日常を演出。ユーザーが自由に動かせるポリカーボネート製の間仕切りにより、場を自在に変化させられるフレキシブルでアクティブな空間が創造されています。社内外のコラボレーションを後押しする、新しいアイデアが生まれる場です。
このフロアには、カンファレンス、ライブラリー、フィットネス、トレーニングルーム、シャワールームなど、さまざまな機能を集約。社員が自分らしくリラックスし、交流できる場として機能します。木と白を基調に、ベージュやブラウン、グレーをミックスした柔らかなカラーパレットで、落ち着きと親しみやすさを両立させました。
多様な人材が、それぞれのペースで心地よく過ごせるカフェテリア。食事を通じて健康を支える本格的な厨房設備を備え、外の景色と繋がる大きな窓にはCIカラーを取り入れることで、ブランドの世界観と自然を融合。木の手触りを活かした家具が、日々の利用の中で味わいを増していきます。
プロジェクトメンバー
パートナー